こんにちは。黒田です。
本日は、こちら。
佐藤さんの、ハサミ
仕立て屋、佐藤家に代々伝わる宝物。
・・・
佐藤さんの、大叔父が最初に使っていた、
こちらのハサミは昭和の初めの頃に作られたもの。
佐藤さんの大叔父は、頑固で仕事もすごく真面目なお方。
家族みんなから慕われ、尊敬されていた。
「すごくない?昭和の初めのハサミが未だに一番良く切れるんだよ」
佐藤さんが切り出す。
ハサミの材料となる鉄は、
昔のものの方が良く、経年により固くなるそう。
「そういえばペコラさんのところも、そうだった」
「奥さんが使っていたハサミが一番古くて一番良かった」
「何回落としても大丈夫だったもんね」
と、佐藤さん。
佐藤さんの父親も愛用していたこのハサミ
長く、大切に使いたくて、
あんまりすり減らないようにと、
研ぎ屋さんには持っていかず、自らハサミを研いでいたそう。
「親父、めっちゃ上手いんだよ、研ぐのが」
「研ぐのが好きなんだよな」
ハサミを眺め語る、佐藤さん。
昭和初期の職人の手によって作られた、このハサミ。
手作業の生み出す
なんとも味わい深い、曲線。
鉄を手で打って作られる、刃先。
代々受け継がれる佐藤家の宝物。
・・・
最後に、こちら。
そっくりです。