こんにちは。黒田です。
秋晴れなのか。
夏のぶり返しか。
大きな雲は、鮭の切り身のよう。
今日は太陽が眩しい金曜日。
本日は。
仕立屋のTriple up宣言。
参りましょ〜。
・・・
Triple up。
トリプルアップ。
装いの力を3倍に。
3代続く仕立屋が、
トリプルアップとか言い始めた。
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初めは「3密」に対抗したい気持ちで、
そちらがそう来るならば、
こちらは力を3倍にしてやろうじゃないかと、
反骨が芽生えて、
そこから「3つのアップ」と繋がるね
って、ことになって
Dress up : ドレスアップ
Cheer up:勇気づけ、元気づけ
Brighten up:明るくする
自分自身がDress upすることよって元気になって、
そんな自分は周りの人をもCheer upして、
素敵に装う人がたくさん集まると、社会がBrighten upする
なんだか素敵な循環
仕立屋がこういう循環を創れたら
すっごく素敵だね
と言う風に、
3と言う数字や
upっていう英語や
仕立屋の願いが
なんだか入り組んでいるのだけれど
どうしてわざわざ、
今このタイミングで、
わっざわざトリプルアップとか
言い始めたかというところは
先日のブログでも書いたように
やっぱり「今」を生き残らなければならないと
3代続く宝物を途絶えさせてはいけないと
その一心しかなくて、
ペコラ銀座のTriple upとは、
「私たちは今の時代と共に、諦める事なく力強く歩み続けます」
という、
仕立屋の宣言のようなもの。
ペコラ銀座は
「Triple up!!!」
と、宣言することで
これまでご愛顧くださってきた皆様にも
これからペコラ銀座で洋服を仕立てようと思って下さる方にも
「美しい洋服が手に入る仕立屋」
がこれからも存在し続けることに安心して頂きたいし
「仕立屋はやっぱりおもしろい場所だ」
と、
どんな時代であったとしても、
皆様にペコラ銀座の洋服づくりを楽しみにして頂きたい。
ペコラ銀座はこんな時代でも
新たな挑戦をし続けるし、
この新しい挑戦は、
これまでの長い歴史の中で培われてきた
伝統と技術そして想いを守り続けるための
挑戦でもあります。
先日のブログでも書いたように、
ペコラ銀座の宝物である職人たちの手には
人の手にしか宿すことのできない
伝統の技術が宿っているのです。
人から人へと伝えられてきた
その伝統の技術は
数百年を超えて現代まで培われてきたもので
そんな数世紀にもわたり育まれてきた技術をもって、
ペコラ銀座は「今現代」の洋服づくりをしているのです。
そう。
仕立屋が仕立てるのは
「今現代のための洋服」
なのです。
ここも、
Triple up宣言をするに至るまでの間、
かなり深く考えた部分でもあるのですが、
仕立屋は
100年前、200年前の技術を使って、
数世紀前の人々のために服づくりをしているのでは無くて、
仕立屋は、
100年、200年、それ以上の歴史ある技術を使って、
「今現代」の人々のために服を仕立てているのです。
そう思うと
仕立屋って
「とてつもなく渾身の」
洋服づくりをする場所であり
同時に
やっぱり常に「今」をしっかり捉えて
挑戦をし続けないといけない
そんな場所が仕立屋である
そして、
この時代ごとの「今」をしっかり受け止めて
洋服づくりを諦めずに歩み続けた
その積み重ねてきたものこそが
仕立屋の文化であり
仕立屋の文化は
皆様のおかげで成り立つことに感謝を忘れずに、
私たち仕立屋が責任を持って守っていかなければならない。
だから
ペコラ銀座のTriple upは
「私たち仕立屋は今この時代を諦めずに歩み続けます」
という宣言をすることで
皆様に
安心してもらったり
楽しみにしてもらったり
しながら
同時に
世界中、日本中の仕立屋への
エールと願いを込めております。
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長くなってきたので、
続きは繰越し。
次回はダッシングツイードとのコラボレーションの話を少し。
余談だけど、
仕立屋文化を取り巻く生地屋、
生地屋こそ、まさに!
「その時代ごとに挑戦し続ける」
歴史的に挑戦し続ける様が超絶に格好いい集団だなと、
すごく思いました。
だからこそ、
仕立屋も挑戦し続けなくちゃと
勇気と刺激を受けますね。
新しい挑戦を、
積み重ねられた歴史と伝統を
蔑ろに置き去りにするものではなく、
歴史と伝統を守り続けるものとして、
ペコラ銀座のTriple upを育んでいければと思っております。
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ペコラ銀座のTriple up第一弾
英国DASHING TWEEDS社とのコラボレーションについて
特設ページをぜひご覧ください。
また
今後の挑戦としての
コラボレーションやアイディアなども
ゆったり気長に募集しております。
・・・
それではまた♪