たくさん運びました。

こんにちは。黒田です。

 
 
 
 
 
 
 
接触不要。
 
一人でもできる♪ お引越し作業。
 
 
本日は多めに運んで参りました。
 
 

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旧ブログに詰まったペコラ銀座の歴史と想い出を、少しずつこちらの新しいブログに運んでおります、「旧ブログのお引越し」。「あんなこともあったな〜」「こんな服も仕立てたな〜」と、思い出す店主、佐藤英明の「ひとこと」とともに、ペコラ銀座のこれまでの歩みを振り返って参ります。

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本日は6件。

 

過去の3月を一気にお引越し♪
 
 
 
 
参りましょう〜
 
 
 
 
 
 
◇1件目は11年前◇

2009年3月10日のBlog記事

モーニングコートのご紹介記事です。

「礼服といえば、昨年から今年にかけてと、お客様の息子さんやお嬢様のご結婚でモーニングコートのご注文が多かったです。不思議と礼服のご注文は重なる事が多いなぁ。」

By Hideaki Sato

 

◇2件目も11年前◇

2009年3月30日のBlog記事

雑誌掲載情報をお知らせした記事です。

「このカード会社の雑誌の取材が、最後のフィルムカメラでの取材でした。あの頃もすごく珍しかったけど。フィルムカメラで撮ったものは、やっぱり全然違う気がすると思った、、そんな記憶がありますね。」

By Hideaki Sato

 

◇3件目は、10年前◇

2010年3月11日のBlog記事

2010春夏新作生地をご紹介した記事です。

 
「10年前の新着は、明るめの生地が多かったような。今年のは、同じチェックでも落ち着いた色合いが多かったかな〜。」

By Hideaki Sato

 

◇4件目は5年前です◇

2015年3月12日のBlog記事

2015春の新作アクセサリーのご紹介記事です。

「フスコのネクタイは、説明しなくても、一週間でほとんど売れてビックリしました。その後、なかなか仕入れ出来てません。今度ミラノに行ったら、久しぶりに仕入れしたいです。」

By Hideaki Sato

 

◇5件目も、5年前◇

2015年3月27日のBlog記事 

ビンテージギャバジンスーツのご紹介記事です。

 
「ちょうど、今、お客様の、ビンテージの紺色ギャバジンでブレザーを作ってました。ブレザーも良いですね〜。」

By Hideaki Sato

 

◇6件目は3年前です◇

 
 
仕立上がりのスーツをご紹介した記事です。
 
 
「フィンテックスの生地の80も、少しずつ少なくなって来ました。ビンテージのトニックは後もう少しあります、トニック生地も着用慣れると本当良いです。」

By Hideaki Sato

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本日のお引越しはここまでです。

 
 
 
 
 
いつもの感じじゃない感じ。
 
そんな感じも楽しむ感じで。
 
一人の時間もなかなか楽しい。
 
 
 
 
手洗い、うがい、
 
睡眠しっかりと。
 
 
エチケットは心して、
 
気持ちと免疫を上向きに。
 
 
 
 
 
今後も引き続き、お引越しして参ります。
 
どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

こんなときの、そういえば。

 
 
 
こんにちは。黒田です。
 
 
 
 
 
 
 
 
ミラクルは意思なくしてならず。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて本日は、
 
このところ、ふと気がついた、
 
ペコラ銀座の些細な「そういえば」
 
 
 
 
 
 
参りましょう〜♪
 
 
 
 
 
 

こちら。

昨年の夏前でしょうか。
 
 
山盛りの生地を抱えております、
 
ペコラ銀座店主、佐藤英明。
 
 
 
 
ここでご注目いただきたいのは、背後の生地棚。
 
 
 
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代々続く仕立屋さん3代目、佐藤英明。
 
 
無類の生地好きだった父親のもと、
幼い頃から、ありとあらゆる生地に触れてきた。
 
アトリエに顔を出せば、
「英明、これをしまっておいてくれ」と、
父親や職人に頼まれ、
せっせと生地をくるんでしまっていた幼少期。
 
 
そんなテーラー佐藤英明は、
言わずと知れた、生地マニア。
 
 
その生地愛といったら尋常じゃない。
 
そして生地の目利きにおいては類を見ない。
 
 
 
 
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ペコラ銀座の生地。
 
 
本当に良いもの、
価値あるもの、
 
最高級の生地を、
 
タイミングを逃さず、
店主が自ら厳選し、仕入れております。
 
 
 
それゆえの、
 
生地「現物」セレクションの豊富さたるや。
 
 
 
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このところ気がついた、
ペコラ銀の些細な「そういえば」とは、
 
生地「現物」がある
その貴重さ。
 
 
 
昨今の混乱により、
 
イギリスやイタリアなどの服地工場は、
生産が止まった状態になっており、
 
バンチ見本から選んで、
取り寄せる事の出来た生地も、
今の状態では難しい。
 
 
そんな中、
 
 
ペコラ銀座には、
バンチの見本もあるけれど、
 
豊富な生地「現物」があるのです。
 
 
 
 
今日いきなり来店しても、礼服だって出来てしまう。
 
 
そんな、
 
ペコラ銀座としてごく当たり前な事に、
 
こんなご時世に気付かされたのです。
 
 
 
 
「生地はやっぱり肩からかけて選ぶのが良いよね。」
By Hideaki Sato
 
 

ミラクル。

こんにちは。黒田です。
 
 
 
 
 
 
 
本日は、ミラクル。
 
 
 
 
 
 
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こちら、
 
およそ40年前に織られた、
イギリスのWAINSHIELL社の生地。
 
TERYLENE55%、WOOL45%
化繊ブレンドです。
 
 
 
 
 
生地のセルベッジをよく見て見ると


MIRACLE

 

ミラクル。
 
 
 
 
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昔は「夢の素材」と呼ばれていた
テリレン。
 
 
丈夫で、薄くて
シルクのように柔らかく
 
肌触りが良くて
ものすごく軽い
 
そんなテリレンのブレンドを、
当時の生地屋さんは賞賛した。
 
 
 
そんな時代に織られたこの生地は、
 
ミラクル
 
と名付けられたのです。
 
 
 
 
 
 
ところが。
 
時を経て、
時代は変わり、
 
「やっぱり自然素材の方が良いよね」
 
と言う考えが再び広まり、
 
 
今では織られる種類がものすごく減りました。
 
 
 
一時はその万能性が夢のようだと、
ミラクルと称されたものも、
 
時代の流れで覆るものです。
 
 
 
 
 
生地から垣間見える
 
その時々の時代
その時々の人々
その時々の想い
 
 
振り返ると見えてくるものも、
現在の真っ只中にいると見えないもの。
 
 
現在という瞬間も、
流れてすぐに過去となる。
 
そんな中で、
良しも、悪しも、
どの時点で確定するのか。
 
そのような確定はし得るのか。
 
 
 
 
 
 
 
 
ペコラ銀座では、かのミラクルを、
店主の「良いと感じるバランス」で
取り入れております。
 
 
 
「今のところ一番万能なのはウールだね」
 
吸湿性、耐久性
温度調節も出来る
 
「やっぱりウールは素晴らしい」
 
と、店主、佐藤英明は言います。
 
 
「でも化繊ブレンドも良いものはある」
「全ての洋服を化繊ブレンドで、とは全く思わないけれど」
 
雨の日とか、
真夏の暑い日とか、
 
「実用性を考えて、1着あれば便利だと思う」
 
 
 
そう語る店主、佐藤英明は、
 
良質なビンテージの化繊ブレンドを
見つけるとその都度買い貯めており、
 
ペコラ銀座の豊富な生地セレクションには、
最高級の天然素材の服地はもちろんのこと、
厳選した高級化繊ブレンドも取り揃えております。
 
 
 
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40年前の生地屋さんは、
「より良いもの」への挑戦をし、
自らの意思と行動で「ミラクル」を生み出した。
 
 
時代の変化で、価値観が変われど、
当時は確かに「ミラクル」だった。
 
 
人の意思と行動。
その意思に「より良く」が宿ると、
それがきっと時代ごとの「ミラクル」を生む。
 
 
意思を持って新しく生まれたミラクルは、
時を経て、時代遅れなものになったとしても
 
バランスを変えて、その良さが後世に伝わるもの。
 
そうして元来あるものの良さに立ち返るきっかけ
という「ミラクル」も生み出してくれる。
 
 
 
 
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「まぁでも、羊ちゃんは偉いよ。しかも剃ってから毛がまた生えてくる」
By Hideaki Sato