こんにちは。今回は当店の代表的なスタイルをご案内したいと思います。
写真が当店の代表的なスタイルになります。3つボタンで真ん中1つ掛けるのが主流です。
私、電車通勤なので嫌でも同じ車両に乗っている人のスーツに目が行くのですが、
だいたい多いのが3つボタンか2つボタンなのです。こんな区別は変なのですが、
おおよそご年配の方が2つボタン、若い方は3つボタンが多い気が致します。
では、3つボタンと2つボタンはどちらがクラシックなのか、そもそもボタンの数が意味するものとは何かを、店主の佐藤英明に聞いてみたところ「流行もあるけど、基本的にはボタンの数にこだわるより、着る人が似合うものや気に入るスタイルを変えないで着続けることが大切で、たとえ周りから似合わないといわれても、仕立ての良い体にあったスーツであれば、どんどんと似合ってくる。」と言う事でした。
また、「ヨーロッパのテーラーの顧客は20年、30年とスタイルを変えない顧客が多く、ボタンの数を気にする人は非常に少ない。顧客一人一人、スタイルや考え方を変えないで貫いている人が多く、それを自然に貫き通すのが真のオーダーの服であり、クラシックである。」との事。
私の佐藤英明への質問そのものが見当はずれで、スーツの本質はシンプルで、細かなディテールよりもいかに人の体に忠実にあっているかと言うことが重要なのかなと思いました。