こんにちは。黒田です。
痛快な陽射し。
目眩く、思考。
本日は、
「たのしみ。たのしむ。」
参りましょ〜♪
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「たのしいな」
出来ることなら毎日
こんな気持ちを心に抱いていたい。
そうも行かないことなんて、
いくらだってあるけれど、
「たのしいな」
って、
出来るだけ沢山、
感じたい。
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でも。
そんなこと言ったって、
このご時世。
たのしみな気持ちも
たのしむ気持ちも
遠慮してるうちに
億劫な気持ちも慢性化
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なーんて事に、なる前に!
「たのしみ」な気持ち
「たのしむ」気持ち
を
「装いの力」
で蘇らせたい!
そのように願い、
ペコラ銀座はこの秋に向けて
装いの「たのしみ」
装いを「たのしむ」
そんな願いを込めた企画を考えております。
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時代によって装いは変わるものだけれど、
装いには時代そのものを変えることの出来る力がある。
そう信じるペコラ銀座は、
今の時代を生きる仕立屋として、
私たちには何ができるのか?
思考を巡らせ、
想いを馳せ、
私たちの新しい挑戦に向けて、
この半年ほど準備を進めて参りました。
そしてようやく、あと少しで
お披露目できるところまで来ております。
「毎日の装いが人を元気にして、社会を明るくする。」
そのことを信念に置いた、
ペコラ銀座の新たな挑戦。
詳細整い次第、
HPやSNSで公開いたします♪
装いには力がある。
その力を、
思う存分、
皆様と共に、
たのしい気持ちで発揮して参りたいと、
ペコラ銀座一同、
心より願っております。
「ペコラ銀座の洋服づくりを、今後とも楽しみにしていてください。」
By Hideaki Sato
こんにちは。黒田です。
空の色が久しぶりの青色。
昨日までは、
続く雨にまんまと導かれ、
晴れた空ってどんなだったっけ
と
沈みそうな心は
どうやって取り戻そう?
なんて考えていた
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本日は
「装いのお力、拝借。」
参りましょ〜♪
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今年のペコラ銀座のテーマの一つが
お正月の懸賞の題名に込めた
「元気発信」
装いには力がある
装いには希望がある
でも
装いの力って
どんなものなのだろうか
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状況や感情が混同する社会の中では、
人間の持つ色んな面が露になる。
楽しい時もあれば、
楽しくない時もあって
嬉しい時もあれば、
悲しい時もあって
大丈夫だと思う時もあれば、
もうだめだと思うこともある。
人の中には、
相反するものが混同し共存する。
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内なる自分だけでは
沈んだ心を
どうしても取り戻せない時には
装いの力をかりてみる
というのも良いかもしれない。
「色が好き」
「形が好き」
「着心地が好き」
「思い入れがある」
「なんか、好き」
理由は自分だけの理由で良くて
意図的に
装いの中に力を見出し拝借する
・・・
「装いのお力、拝借」
って
何も新しいものでも
何でもなくて
人間の歴史の中で
ずっと行われてきたもの
貴族たちは
自らを示すための一つに
装いを利用したし
庶民たちは
装いの力を逆手にとって
上流階級の中に入り込み溶け込んだ
集団を示したり統一感を増すために
ユニフォームは作られるし
場の感性や雰囲気を保つために
ドレスコードというものが存在して
個性や新たな表現を探究して
様々なファッションが登場する
時代ごとに、
文化ごとに、
慣習ごとに、
人間は社会の中で
「装いのお力、拝借」
を繰り返している
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どんより梅雨空がつづいちゃって
すっきりしない情勢
何だか浮かない毎日のなかで
美味しいものを食べるのもよし。
運動で汗を流すのもよし。
話して発散するのもよし。
嘘でも笑顔を作って本当の笑顔になるのを待つのもよし。
思いつくことは全部試してよし。
そして
もちろん「装いのお力、拝借」もよし。
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人が歴史の中で
積み重ね実践してきた
「装いのお力、拝借」
を、
ペコラ銀座では
Bespokeの洋服づくりにて承っております。
・・・
「装いの力を感じられる、そんな服を作りたい」
by Hideaki Sato
こんにちは。黒田です。
降りそう。
降らない。
淡い青空にどっしり暗い雲。
本日は、
「呼吸。息づく、ものづくり。」
参りましょ〜。
・・・
ペコラ銀座の洋服づくりを、
どんな言葉にしたり、
どんな方法を使えば、
たくさんの皆様に知っていただけるのだろうかと
ペコラ銀座に来て以来、
ずっと考え続けていたら、
それは日課となり、
自然の日常となった。
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ここ数日のこと。
AI殺人兵器のニュースを目にしながら、
機械には呼吸が無いことを考えた。
呼吸が無いこと、
ためらいが無いこと、
その非情さと無情さを考えた。
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ペコラ銀座の洋服づくり。
「フルハンドメイドなんです。」
「手で裁断しています。」
「店主自らの手で型紙を引いています。」
「手仕事の結晶なんです。」
いかに「手」で作っているか
ということを、
色々な方法で表現して参りました。
そんな中で、
時折耳にする、
「手で作るからって、どうなの?」
「なんでわざわざそんな時代遅れな」
という、お言葉。
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手で型紙を引くのは、
どういうことなのだろうか。
時間がかかっても手で縫うのは
どういうことなのだろうか。
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「本当にちょっとした手加減なんだよ」
これは50年以上、
その腕で仕立てをしてきた、
ペコラ銀座の洋服づくりを担う
職人の言葉。
「ちょっとした手加減」
それが全ての違いを生む。
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人間の手がほどこす
「ちょっとした手加減」
それは、
呼吸があって、
その呼吸の中での
ためらいや決心の瞬間を
自分の培ってきた勘に馳せて
その手で線を描き、
その手でハサミを握り、
その手で針を運び、
その手でアイロンを持ち、
ためらいや決心が息づく呼吸の中での
「ちょっとした手加減」
が積み重なって、
人の手仕事でしか出来ない、
呼吸の息づいた、洋服となる。
そんな、
人の手でしか出来ない洋服を、
どのように感じるかは、
着る者によって感じ方は様々かもしれない。
着心地の良さも、
洋服の美しさも、
着る者に対して
他者は強制的に感じさせることは出来ない。
それでも、
ペコラ銀座は、
店主の佐藤英明は、
人の手による、
手間暇を惜しみなくかけた、
手仕事の洋服づくりを守り続け、
私たちの洋服づくりが、
衣服を通じた人の幸せを創れるものだと
信じております。
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ペコラ銀座店主、
テーラー佐藤英明は、
フルハンドの洋服の違いについて
聞かれた際によく、
「不思議と、手間をかけた分だけ、洋服の出来上がりが良くなるんです」
と言います。
この
「不思議と」
と言うところが
人の手にしか宿すことの出来ない
「手加減」と言う技術、
人の呼吸の中の、
ためらいと決心が、
手加減を指先に伝え、
そんな人の呼吸が伝わった手仕事の
魔法の「不思議」かもしれないと
AIや機械の非情と無情を感じる中で
考えましたとさ。
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それでは。
AIの技術に対し、
人間の魔法と言う非科学で挑んだ本日も、
店主、テーラー佐藤英明の言葉で
締めくくらせて頂きます。
「すべての技術は美しい洋服のためにある」
By Hideaki Sato