こんにちは。黒田です。
秋がはじまる香りがする。
待ちに待った。
よくきてくれたと、
ホッとする感じと。
ちょっと待って夏の中に忘れものをした。
ちょっと寂しい、
ポッカリした感じと。
秋がはじまる香りには、
安堵と切なさが入り交じる。
そんな本日は。
「なんのこと。Triple up。」
参りましょ〜。
・・・
先日公開いたしました
ペコラ銀座の新しいプロジェクトとして
今年に入ってから準備をして参りました。
この
ペコラ銀座のTriple up。
Youtube、
Instagram、
などを使って、
意図や想いを伝えておりますが
このブログにも
Triple upコーナーを設けてみました♪
Triple upはこの度
ペコラ銀座の新しい試みとして
はじめましたので、
まだまだ
うまくお伝え出来ていないことも
あるかもしれないし
今後出てくるかもしれないし
このTriple upブログでは、
いつも発信している情報の補足や
いつも発信している情報の面白みを増すような
そんなことを色々、
綴って参りたいと思います。
Triple up。
今年に入ってからの準備が、
割と長く、
所々で険しく、
キラキラもありながら、
ぐずぐずもあって、
新しい挑戦をするって、
「山あり谷ありであること」
そのこと自体がクリエイティヴで素敵で、
それゆえ、
書きたいエピソードと想いは、
もうすでにたっぷり。
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ここから
それらを
どこまで
言葉にして綴っていけるのか。
。。。
がんばりたいと思います。
。。。
がんばりたいと言えば、
お引っ越しブログ。
しばらくの間おやすみしておりましたが、
これからまた
ゆったりと再開いたしますので、
そちらもお楽しみに♪
・・・
では。
前置きが長くなってしまいましたが本題に。
なんのこと。Triple up。
今日は、
ペコラ銀座とTriple upの馴れ初めについて。
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それは、
2年ほど前の頃。
世界に、社会に、
ざわざわっと、
未知なる変化の波が押し寄せてきた。
「3密」
と言う言葉が現れ
「人と人との間に距離をとること」
が推奨されはじめ
「働き方や日々の行動の変化」
を急激に求められ
色んなことが急だったから
正解と不正解の対立が生まれたり
困惑と混乱と困難が沢山あったり
各々の感情と状況が芽生える中で、
ペコラ銀座は仕立屋の立場から、
この状況を体感しておりました。
仕立屋で働く日々の中で
聞こえてきたのは
装いを諦める、かのような言葉の数々。
「スーツを着る場所がなくてね」
「お洒落する場所がないからね」
「しょうがないよ、この状況なら」
「このままスーツも無くなっちゃうのかな」
業界内外に漂い重く漂う、
なんとまあ、
仕立屋としては心へし折れる空気感。
そんな時
時代の風にふわりと明るく乗って
やってきた発想が
Triple up。
始まりは「3」と言う数字がキーになって
3密回避と来るならば、
こちらは力を3倍にしていこうではないか。
なんて反骨精神が湧いてきて。
そこから
今の時代に合った装いって何だろう?
と、
現代の装いについて深く考えてみたりして。
それから
やっぱり何が何でも「今」を生き残らないと行けない
仕立屋の使命感が
強く心の奥底で佇んでいることを確認した。
どうして「今」を生き残らないといけないか?
と言うところ。
それは、
やっぱり、
3代続いた仕立て屋に生きる
「仕立屋の文化」
これを途絶えさせてしまうことは
何に変えても阻止しなければならないと感じたこと。
諦めてはいけない。
世の全体が諦めかかったとしても、
「当人である私たち」
だけは
決して諦めてはいけない。
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仕立屋が3代続いてきたこと。
3代続いた仕立屋が「今」も生きた仕事をしていること。
私たち仕立屋が「今」を生き、
日々洋服づくりが出来ることが、
「仕立屋の文化」
が生き続けることであり、
「生きる仕立て文化」
の中には沢山たくさん、
本当に沢山の宝物が
生き生きと存在しているのです。
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宝物って何のこと?
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仕立屋の3代目である
テーラー佐藤英明が店主であるペコラ銀座には
まず第一に
ペコラ銀座の洋服づくりを担う
「職人たち」
と言う宝物がおります。
初代である祖父の時代から
仕立てを担っている職人が
今もなお現役で素晴らしい技術を持って
真摯に日々仕立て仕事をしており
2代目である父親の時代をずっと
その腕で支え、
その手に匠技を宿してきた職人たちが
今のペコラ銀座の洋服づくりを支える
まさに縁の下の力持ちとして
日々、
現役で最高の手仕事を実現し
活躍しております。
そして
3代目である佐藤英明は
祖父の代、父の代の職人たちとともに、
自らが学びとってきた
「本場の洋服づくり」
を
これからの時代を担う
「本当に良い洋服づくりがしたい」
という信念を持った
素晴らしい若手職人とともに実現し
日々その技術を継承しております。
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そんな職人たちの手に宿るのは
「伝統の技術」
と言う宝物であります。
この
「伝統の技術」
を何故、
私たち仕立屋が守り抜かなければならないかというと、
それらの技術の多くは、
大量生産を基盤とする既製服などの洋服づくりにおいては
端折られたり、
スピードや効率を重視する工程においては
どうしても実現不可能であったりと、
現存する洋服づくりの中で
「伝統技術が生き続ける場所」
と言うのが、
世界的に、
著しく少なくなっているから
であります。
しかし
この「伝統技術」こそが
人にとって本当に気持ちの良い
それぞれの体型にとって心地の良い
「美しい洋服」
を実現させる技術なのです。
そしてその技術は、
私たち仕立屋の洋服づくりの中では
何世紀にも渡り
生き生きと生き続けているのです。
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この洋服づくりの
伝統技術やその大切さについては
今後ともペコラ銀座のYouTubeチャンネル
「ペコラ銀座チャンネルセブン」
などからも
店主よりお伝えしたいと思いますので
どうぞ引き続き楽しくご覧になられてくださいね。
・・・
少し長くなってきたので、
この続きは
次回のブログへと繰り越したいと思います。
ペコラ銀座のTriple up。
まだまだ始動したばかりでありますが
「美しい洋服づくり」
「装いを愉しむこと」
を軸に据えて、
「装いの力を3倍に」
と言うテーマを掲げて
皆様とともに、
大いに洋服文化を
愉しみ楽しんで参りたいと、
心より願っております。
・・・
それではまた次回に♪