懸賞当選者の発表

本日、ペコラ銀座20周年記念懸賞の抽選を行いました。

この度はたくさんのご応募をいただき、皆様のおかげでペコラ銀座の企画を盛り上げてくださった事に、深く深く感謝いたします。

20周年を迎えましたペコラ銀座、今後とも皆様にご満足いただける洋服づくりを、努力を惜しまず続けて参りたいと思います。

この度は、皆様、ご応募、ご応援、本当にありがとうございました。

今後ともご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

ペコラ銀座店主 佐藤英明

お引越しはじめました。

 

こんにちは。黒田です。

「ブログのお引越し」開始しました♪

旧ブログに詰まったペコラ銀座の歴史と想い出を、少しずつこちらの新しいブログにお引越しして参ります。ペコラ銀座20周年を迎えますこの年に、「あんなこともあったな〜」「こんなお洋服を仕立てたな」と、楽しく振り返っていきたいと思います。1年ばかりかけて、少しずつお引越し作業をして参りますので、皆様どうぞゆったりとお付き合い、お楽しみくださいませ。

・・・

それでは、さっそく参りましょう♪

本日のお引越しは3件です。

今月は2月。ということにかけまして、ペコラ銀座過去の2月の様子を旧ブログから垣間見たいと思います。なんだか、過去にワープしていく気持ちでワクワクしますね。

記事それぞれを振り返るペコラ銀座店主、佐藤英明の「ひとこと」とともに、ご紹介いたします。

 

・・・

◇1件目は7年前◇

2013年2月21日のBlog記事

レディースのカシミアコートのご紹介記事です。

「流行の回転が早いレディースの服のコートやスーツは、Bespokeで仕立てると流行に左右されにくく、長く着れますね」

By Hideaki Sato

 

◇2件目は、5年前◇

2015年2月12日のBlog記事

ラムスェードジャケットのご紹介記事です。

「なかなかフルオーダーでレザージャケットを作るところはないかもしれない」

By Hideaki Sato

 

◇3件目は、4年前◇

2016年2月1日のBlog記事

乗馬ジャケットをご紹介した記事です。

「増山さん、今も自身が経営する小山乗馬クラブで頑張っています」

By Hideaki Sato

・・・

 

本日のお引越し作業はここまでです。

このような具合でお引越しして参りますね。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

みんなそれぞれMy Story【1】「好きなんですよね、手づくりが」

こんにちは。黒田です。

懸賞応募は締め切りを迎え、

ドキドキの抽選に向け準備をすすめております。

・・・

さて、お久しぶりのBlogとなりました♪ 新仕様となったBlogにさっそく、ペコラ銀座の新企画を宿したいと思います。

題して

お洋服も人生も十人十色
〜みんなそれぞれMy Story〜

人は皆それぞれの生き方があり、

十人いれば十通りの、美しい色を持つ。

私たちの日常は、

十人十色の想いが、

地球上のあちらこちらで重なり合って出来ている。

十人十色こそが美しく、

それはそれは尊く、

この世の何にもかえがたい、

宇宙の宝物。

十人十色いらっしゃるお客様に、

十人十色、それぞれお洋服をお仕立てすること。

それが、私たちペコラ銀座の日々です。

そんなペコラ銀座の日常の一風景を、

一人のお客様を通してご紹介いたします

本企画。

今回ご協力くださったのはAさん(40代男性、公務員)

2019年夏のSTANDARD LINEサマーフェアで、ネイビー無地の(DRAPERSデッドストック生地)3ピースをお仕立て下さいました。今回が初来店のAさん。そんな彼のお洋服にまつわるMy Storyとは♪

・・・

「好きなんですよね、手づくりが」

2019年、夏の終わり頃に初めてご来店くださった、いつも微笑んでいる柔らい笑顔が印象的なAさん。趣味の合う、義理のお母様とご一緒の初来店でした。

柔和な印象とは裏腹に、好きな事や気になる事はとことん調べ尽くし、その流れで今回、ペコラ銀座の仕立てに興味を持ってくださったそうな。

貯蓄が趣味で、とっても堅実なAさん。

休みが取れたらば、奥さんと湯治場に行き、自炊をしながら自然と温泉を愉しむ。そして湯治場の猫「ごまさく」を可愛がる。気さくで暖かいお方。

インタビュー当日は「今日は写真も撮るのかと思って、バッチリスーツを着てきたんですけど♪」と、いつものふんわりとした雰囲気で登場し、温厚な口調で丁寧に誠実な想いを語ってくださいました。

 

ペコラ銀座でオーダーをしていただいたきっかけなどはありますか?

きっかけ。

手作りのものがすごく好きなんですよ。その人のために、その人に合うように作ったものが。

ブランドとかは全然興味なくて。例えば、手編みのものとか、体に合ったような、人が手で作ってくれたようなものが好きで。

それで、そういう気持ちの「最初」はどこなのかなって考えてみたら、

昔、僕の兄が父にロレックスをプレゼントしたんですよね、確か初任給か最初のボーナスで。

その時、僕は初めて機械式の時計を見たんですけど、その細かい手仕事に「すごいな~」と思ったのが、きっと始まりなのかなと思っています。

車とかは好きにならなかったのに、時計すごい好きになっちゃって。

それから、筆記用具とか、万年筆とか、まずは「持つもの」から好きになって。

そうして良い時計をしていると、今度は良いお洋服っていう風になって。

でも最初はスーツの「良いもの」っていうのが良く分からなかったんですよ。

知識がなくて。

デザイナーズブランドの高級なスーツが「良いもの」なのかなと思っていた時もあったんです。

分からなくて。

でも調べているうちに、オーダーのスーツっていうものがあって、身体に合うように職人さんが手で作っているっていうのを知って、

「いやぁこれはいいな~。これは欲しいな。」と、そう思いました。

色々まだ分からなかった頃にイージーオーダーを作ったことがあるんですけど、出来上がりはそんなに格好良くなかったんです。

それで、イージーオーダーを買った後に、さらにたくさん色々調べたんです。

それで調べていくうちにイージーオーダーの事も分かってきて、まあ、最初は良いと思って買ったんだけども。値段的にも、まあそうだなと納得もしたんですが。

でも、ちゃんとした「良いもの」を作りたいと思って。

それでペコラ銀座でオーダーをすることにしました。

 
初めてのオーダー前のペコラ銀座のイメージはどんなものでしたか?

やっぱり、「入りづらい」「電話しづらい」ですね。

買うって決めないと電話できない。それでも、頑張って、自分は電話して見たんですけどね。

きっかけとなったのはやっぱりセールですかね。まあ、電話した時にはもう作ることはもう決めてたんですが。

セール終わってからの方が、落ち着いてゆっくり決められるのかな?とも考えながら。でも一応セールのことも聞こうと思って電話しました。

自分のイメージなんですけど、「セール」って聞くと、「どうせ売れ残りの」「ストライプとか、もう着れないような」そんな生地ばかりなのかなと思っていたんですよね。

でも実際はすごい沢山の良い生地があったので、すごくびっくりしました。

電話した当初は、早めに行かないと良い生地はなくなっちゃうと思っていたんです。それで電話で、紺の無地で考えてる事とかいろいろ説明したら、「あ、たくさんありますよ」と言われて、「ええ?じゃ、じゃあ行きます」という感じでした 笑

そうしていざ行ってみたら、実際に「これ、全部良いんだよ」って聞いて、「え?嘘でしょ?笑」って、驚きました。

まぁでも、電話はしづらいですね。特に初めてだと。

電話しても、何聞いて良いかわかんないっていうか。

 
オーダー後、ペコラ銀座の印象は変わりましたか?

どうだろう。でも用がないと行けないかな。

用があるなら、全然入れる。今は。

入るとしたら、何か買いに行くとか、まだ必要ないけれどお直しとか。まあ、用があれば入れる。オーダー後は。そうですね。

最初の電話が、ハードルがあったくらいで、あとは無いのかな。と思います。

 
生地の提案や仮縫いの時のコミュニケーションなどはご満足いただけましたか?

生地は、もう決めていたんですよ。

普段から着る、バリバリ着る。だから、しっかりした生地を、って。

本当に高級なテロテロの生地じゃなくて、までも、結局これすごい高級に見えるんですけどね。(仕立て上がったスーツを指しながら語るAさん)

しっかりした生地でシワにならない、ハード要素に耐えられる、仕事でも目立たなくて、地味目なもの。

そんな生地を求めていることは伝えて、あとは選んでもらおうと思っていたんです。

仮縫いの時のコミュニケーションに関しては、僕自身は、「あーしてほしい、こーしてほしい」は、今回はなかったです。

やってもらうんだから、という気持ちがあったので、「良いように」してもらおうと思っていたんです。

特に要望はなかったです。逆に教えてもらいたいくらい。そんな気持ちでした。

 

出来上がったスーツはいかがですか?

出来上がりに不満は全く無いですね。

ボタンも意外といいですね。ナットボタンは初めてなんです。でも、すごく合っていて良いですね。

僕の奥さんも、全然興味とか無いんですけど、やっぱりこれを着ているときは、

「あ、今日は良い方のスーツを着てるんだね」と、シルエットを見て言ってくれます。

あと、ちょっと恥ずかしいんですけど。自意識過剰なのかな、って恥ずかしいんですけど。このスーツ着てると、電車とかでも、すごい見られるんですよね。

すごい見られている気がするんですよ。

普段着を着てる時よりも、見られていることが多いように思います。

 
仕立て上がったスーツに初めて袖を通した時の感想を「一言」で言うと?

「イケてる。」

俺、イケてるのかなって。

初めて袖を通した時、鏡見たときに「格好いいな」って思いました。

やっぱりモテたいとか、そういう気持ちとか。何も考えてなかったら、格好つける必要もないというか。やっぱりかっこつけてないとですね。

「格好いい」って思いました。

 

スーツを着る時の想いなど、ありますか?

想い。

「あの人格好いいな~って」見られたい。笑

あと、どうだろうな。スーツ着ると姿勢がよくなる。

実際に気をつけてます。良い姿勢をしなくちゃなって。

それと、愛着がありますね。ちょっとしたシワとか、毛玉にならないようにとか。ケアしていきたいです。

フルハンドは興味ありますよね。奥さんに怒られちゃうかもしれないけれど。笑

次、どうしようか。すごく悩んでます。

フルハンドにするか。またスタンダードラインで2着か。コートも良いなとか。次は靴かなとか。

順番、どうすれば良いんですかね。笑

 
スーツ以外にも、こだわりや、趣味はありますか?

今やっていることは、体型維持するためにジョギングしたり筋トレしたり。

あとは奥さんが最近ワインにはまりだして、僕も一緒に、一から、基本のキから勉強してます。最近ワインばっかり呑んでますね。

それからお金貯めなきゃな~。とか。お金貯めるの好きなんですよ。

貯蓄とか、保険とか。すごい詳しくて、みんなに教えてあげてます。株の事とかも。株はロボットだったらできるけど、心のある人間には難しいって思う。

温泉もよく行きますね。旅館とかじゃなくて自炊ができる、湯治がすごい好きで一年に何回も行きます。あるのは部屋と、温泉だけ。あとは共同の炊事場。

休みがあれば行っちゃう。6日分の食料とか持って。ご飯作って。ずっとこもったりしています。

猫も好きなんですよね。飼ってはいないんですが。

 

ペコラ銀座のスーツの価格については、どう思われますか?

値段が妥当かどうかという判断は、僕には正直分かりません。

結局のところ、職人さんがいて、それぞれの取り分があって、というところじゃないですか。

そこら辺のことは、僕にはちょっと分からないので。どうなんだろう、でも。

他の店と比べてら、安いですよね。そうですね。でも、妥当かどうか、は分かりません。あまり考えたことはなかったですから。

でもやっぱり、きちんと、やっていける値段でとってほしいなと思います。

無理に安くして、職人さんの手当てを減らさないとやっていけないとかなっちゃうようだと、「それは、もうちょっと払いますよ」という気持ちになりますね。

んん、まあでも継続的に買うとなると、やっぱりちょっと高いかな。

月に1万貯金するとしたら、2年に1着、月2万の貯金だと、1年に1着。そうなっちゃいますよね。

までも、贅沢品ですから。

贅沢品ですよね。

贅沢品だから、しょうがないですよ。

「欲しいもの」のために、頑張って貯めます。車買うよりは全然安いですからね。

 

最後に、これからペコラ銀座で仕立てることを考えてる方に向けてメッセージをお願いします。

分け隔てなく、とても丁寧に、自分に対してお話ししてくれて、対応してくれて、良かったです。

とても真面目に仕事をしている店ですね。

 

・・・

 

この度、ペコラ銀座の新しい企画にご賛同くださり、快くインタビュー「お一人目」を担って下さいましたA様。

A様の堅実で誠実なご意見を真摯に受け止め今後もお客様にご満足いただけるようペコラ銀座一同、成長して参りたいと思います。

この度はご協力頂き誠にありがとうございました。

 


ペコラ銀座Blogの新しい企画となります、〜みんなそれぞれMy Story〜。お楽しみいただけましたでしょうか。今後もペコラ銀座でお仕立てくださるお客様の素敵なMy Storyを、ご紹介させていただければと思っております。

どうぞ宜しくお願いいたします。