こんにちは。黒田です。
すっかり秋でございます。
ペコラ銀座の生地棚は、
素敵な秋冬の生地に衣替えしております。
インスタやFBなどでもお知らせしておりますが、
いろいろあった今年は、
なんと!
今からでも、この冬のコートが間に合います。
なんと言うことでしょうか。
コート地もたくさんご用意しておりますので、
是非お気軽に、見にいらしてくださいね。
さて、本日は。
こだわりの揚げたて、ドーナッツ。
・・・
なんのこと?
?
よく分からないけれど
そのまま
参りましょ〜
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秋の空気をひんやり感じる、今日この頃。
揚げたてのドーナッツが食べたくなった。
自家製の、揚げたての、
ホカホカの、ふわふわの。
ドーナッツが食べたくなった。
もちもちのドーナッツも良いな。
チュロスも良いな、チョコレートにドボっとつけて。
弾力と風味の良い、パンドーナッツも良いな。
揚げたても良いけど、冷めたドーナッツも良いな。
チョコのコーティングして、デコレーションも良いな。
材料にこだわった、美味しいドーナッツが良い。
小麦の風味とか、素材の香りとか、
ホカホカの中から感じたいな。
目の前で、
好きな形にしてくれて、
好きな仕上げを伝えて、
好きな味の、
揚げたてホカホカのドーナッツ。
至福の出来立てドーナッツを、
食べさせてもらえる。
そんな、ドーナッツ屋に行きたい。
凛と佇む秋の空気のど真ん中で、
こだわりの、揚げたてドーナッツが食べたくなった。
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え?
なに?
ポエム?
しかも、ドーナッツ。
ここでは洋服の話が、
読みたいんだけど…
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鋭いご意見、ありがとうございます。
さて、洋服のこと。
今年の初めに掲げた、
ペコラ銀座の新しいスローガン。
“Going Bespoke as a Standard Choice”
「Going Bespokeがスタンダードとなる未来へ」
「洋服を選ぶ」
と言う選択肢の中に
<Bespokeで誂える>
と言うものがスタンダードな選択肢となる、
そのような価値観が当然のものとなる、
未来でありますように。
日本中、
世界中、
良い洋服を誂える仕立屋が沢山あります。
昔と比べたら、
数は減ったけれど、
今もなお受け継がれる美しい手仕事が、
仕立て服の文化とともに、末永く繁栄しますように。
そんな願いを込めて、
「Going Bespokeがスタンダードとなる未来へ」
一歩一歩、
ペコラ銀座は歩んで参りたいと思っております。
日本中の仕立屋
世界中の仕立屋
共に頑張って参りましょう
・・・
では、ここで、
ドーナッツに戻ります。
「Bespokeがスタンダードに」
なんて掲げたものの、
実際にどうしていくのか、
日々思考錯誤しております。
考えて、
考えて、
考えております。
Bespokeが一体どう言うものなのか?
仕立てが良いってどう言う意味なのか?
着心地の良さって一体何なのか?
いくら
「良いんです」
「すごいんです」
「美しいんです」
「違うんです」
と
言葉を並べて
書いたり、言ったり、してみても
Bespokeの良さは、
体感して初めて味わえるもの。
この「体感」を超える、
表現がなかなか見つからないものです。
そんな事をずっと考えていたけれど、
ふと、
秋の空気が漂う今朝のこと。
こだわりの、
揚げたてドーナッツを食べたくて。
その事に想いを馳せているうちに、
これは、もしかしたら、
Bespokeに例えることが出来るのかもしれない
と、
感じた次第であります。
・・・
ドーナッツじゃなくても、良いのです。
ハンバーガーにも色んなハンバーガーがあります。
お寿司も、色んなお寿司があります。
お料理屋さんも、色んなお料理屋さんがあります。
レストランにも、色んなレストランがあります。
値段に比例して、
味が良いと言うわけでもなく。
誠実に、
惜しみない技術を注ぎ、
心のこもった、
美味しいものを提供しているかどうか。
その美味しいものを、
自分の好みを加味して調理してくれたり、
少しわがままを聞いてくれたり。
Bespokeで誂える洋服はそんな感じかもしれない。
全然違うんだけど。
でも、ちょっと、そんな感じ。
機械的に工場でドンドン流れてくるドーナッツ
瞬発力のある甘味と表面片側だけが美しいドーナッツ
世が食べきれない量が作られドンドン廃棄されるドーナッツ
ではなくて
安心の素材にこだわって、
人と人が対面で想いを交わし、
頼まれた分だけ、
心を込めた手仕事で作られた、
そんなドーナッツ。
そのドーナッツの味わいは、
きっと、
温もりを感じて、
自分好みで嬉しくて、
食べ終わってからも幸せな余韻の残る、
そんな味わいなのではないだろうか。
全然ドーナッツじゃないけれど、
ペコラ銀座のBespokeも、そんな感じかもしれない。
全然違うけど。
そんな感じ。
ペコラ銀座が提供する、
Bespokeの至福の着心地を、
皆様どうぞ味わいにいらしてください。
店主、職人、スタッフ一同、
心よりお待ちしております。
「貴方の大切な洋服を、心を込めてお仕立てします。」
By Hideaki Sato
こんにちは。黒田です。
本日は。
ペコラ銀座、電子お便り♪
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「知ってるよ。ペコラ銀座、電子お便り。」
と、
もう既にご登録頂いております皆さまへ、
いつもご講読頂き感謝申し上げます。
誠にありがとうございます。
「なんだろう。ペコラ銀座、電子お便り??」
と、
初耳な皆さまへ、
これよりご案内申し上げます。
少しばかりお付き合い下さいませ。
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さて、
今年の初めに行いました、
ペコラ銀座20周年記念ビキューナ懸賞をきっかけに、
ペコラ銀座の情報メール配信なるものを始めさせて頂きました。
5月より、
ゆっくりとスタートし、
先日、
第4号の配信をさせて頂きました。
そんな、
<ペコラ銀座、電子お便り>
でございます。
では、
ここで。
実際、どんなもの?
と、お思いの皆さまへ。
<ペコラ銀座、電子お便り>
先日の配信の一部を抜粋して公開いたします
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〜 ペコラ銀座、電子お便り <第4号> 〜 守り続けたい、洋服文化【ペコラ銀座2020秋冬のご案内】
皆様こんにちは。
本日は、ペコラ銀座2020秋冬のご案内と共に、僕が仕立屋として抱く想いを少しばかり皆さまにお話しさせて頂ければと思いました。
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大変ありがたい事に、三代続いてきた僕の生まれた仕立屋の家系は、現在はペコラ銀座として、僕たちの想う「美しい洋服」を仕立てさせて頂いております。
日本における和服から洋服への移行期に洋服の仕立屋として商いをしていた祖父。
日本において洋服が普及してゆく時代を、日本中の数多くのテーラーと切磋琢磨しながら洋服文化を盛り上げ、支え、担っていた父。
そして、洋服が‘誂え’から‘既製’へと急激な変化を遂げてきた時代を経験してきた、僕。
そんな僕が感じている、今の時代における仕立屋としての使命感があります。
それは、「洋服文化が‘生きる’場所を、仕立屋として守り続ける」という事です。
現在ペコラ銀座は、僕の祖父の代からずっと仕立てを続けているベテラン職人から若手職人、そして店頭スタッフと、皆んなで一丸となり「美しい洋服づくり」に取り組んでいます。三代続けて育んできた「仕立屋としての誠実で良いものづくり」の価値観を皆で分かち合い、技を継承し、日々の仕事の中で各々が洋服作りを通してそれを表現しています。
ペコラ銀座の職人、スタッフ、ひとりひとりが、「良い洋服とは何か」「美しい仕立てとはどのようなものか」と、真剣に考え、日々追求している姿を見ている僕は「ここは、まさに、洋服文化が‘生きている’場所だな」と感じています。そして仕立屋として、この場所を守る事が僕の一つの使命であり、それにより洋服文化そのものが美しく繁栄していく事につながっていくと信じています。
洋服文化を愛して下さる皆様に、いつまでも「美しく、良い仕立て」をお召しいただけるように、これからも誠実に日々の仕事に邁進して参りたいと思っております。
皆様、これからも、どうぞ、ペコラ銀座の洋服づくりを楽しみにしていてください。
ペコラ銀座店主
佐藤英明
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*ここより、ペコラ銀座2020秋冬のご案内です*
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こんな具合に、
ペコラ銀座店主の考えている事、
季節のご案内、
生地のご紹介、
お店からのお知らせ、
などなど、
ペコラ銀座より様々な情報をお届けします。
そんな、
<ペコラ銀座、電子お便り>
本日!
受信登録のフォームが出来ました♪
講読無料、
登録後も簡単に受信解除できます。
ペコラ銀座からの情報やお知らせを、
店主の言葉を楽しく綴り、
皆さまへお届けして参りたいと思っております。
「ペコラ銀座からのお便り、どうぞ楽しみにしていて下さい。」
by Hideaki Sato
こんにちは。黒田です。
なんとまあ。
秋晴れの気持ち良い、水曜日。
おかげさまで稼働しております、ペコラ銀座。
ペコラ銀座店主は、
相変わらず考え続けております。
あんな事を考えていたり。
こんな事も考えていたり。
あんな挑戦をしたり
こんな挑戦をしたり
しております。
そんなペコラ銀座の日々を、
このブログに書いて、
皆さまにお届けしなければと、
そう考えながら、
なかなか手が回らなかった
今日この頃。
そんな時に、
泉の中から現る女神さまのように
「貴方に必要なものはこれですね」
と、
授けていただいたような気持ちになっちゃう、
お客様からのお便りがありました。
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「先日ご協力頂いた動画の編集が出来ました」
そう連絡くださったのは、
津本幸司さん。
プロのギタリストで、
自身の教室も主宰されていて、
いつも
ペコラ銀座のフルハンドメイドを
お仕立てくださっている、津本さん。
そんな津本さんは、
Youtubeチャンネル
「トータル・ギター・メソッド」
をやっておられていて、
先日、ペコラ銀座店主も出演をさせて頂いたのです。
その動画と言うのが、こちら。
実は、津本さん。
ペコラ銀座の洋服研究としてはじめた、
「100年前の裁断書に学ぶ1920年代の洋服を復刻する」
私たちの試みに興味を持ってくださり、
自らも、
1920年代の復刻版ブレザーを
ペコラ銀座にご注文くださったのです。
・・・
もともとは、
ペコラ銀座の研究材料として、
あくまで研究として作った復刻版ブレザー。
研究の段階では、
100年前の裁断書の寸法に従い、
裁断の方法論に沿って、
100年前の裁断書に忠実に、
復刻ブレザーを仕立てました。
その復刻ブレザーを、
いざ実際の人物のために作ろうとする際には、
復刻研究で学びとった寸法の特徴、方法論の理解を、
「お客様の洋服となるために変換」
していくことが必要となるのです。
この変換作業が、
まさに、
仕立屋の技と魂となるのです。
そしてこのように、
「研究」を「実践」へと移す、
仕立屋にとって
大変貴重な機会を与えてくださった、
津本さんへ、
ペコラ銀座より心から感謝申し上げます。
あたりまえだけれど、
やはり、
わたしたちは「仕立屋」である。
日々、そう感じます。
お客様の言葉から生まれるBespokeを
仕立てる仕立屋。
お客様の言葉にのせて発された
お客様の望みを
洋服で叶える仕立屋。
お客様の言葉を真剣に受け止め、
お客様の望みを叶えるために、
研究を続け、
考え続ける、
Bespokeの仕立屋。
私たちペコラ銀座は、
誇りを持ってBespokeを仕立てる、
仕立屋です。
そんな私たちの想いに共鳴していただき、
この度の機会を下さいました津本さん、
本当にありがとうございました。
「緊張するけど動画もなかなか良いかもしれない。ペコラ銀座チャンネル、やってみようかな〜、どうしようかな〜。」
By Hideaki Sato