こんにちは。黒田です。
引きつづき、本日も。
来週から始まります、
アレッサンドラ応援フェアにむけて、
シャツのこと。
今日は、
シャツ洗濯方法と首まわり。
それでは♪
参りましょ〜
・・・
「洗濯はどのようにされますか?」
この質問は、
ペコラ銀座でシャツのご注文を頂く際に、
店主、佐藤英明が必ずお聞きする事。
なぜそれをお聞きするかと言うと、
「シャツの首まわりの着心地」のため。
もっと言うと、
シャツの襟に使用する「芯地」を選ぶため。
「アレッサンドラのシャツの良さは、なんと言っても首まわり、襟の感じ。」
そう語るペコラ銀座店主、テーラー佐藤英明は、
お客様のシャツの洗濯方法によって、
シャツの襟に使用する芯地の素材を考え、選びます。
例えば、
自宅で自分で洗濯をする方には
厚めのしっかりとした芯地を。
クリーニングに出す方には
ノリの具合で襟が硬くなることを考慮に入れて
少し柔らかめの芯地を。
と言った具合に、細かく調整します。
アレッサンドラのシャツに使用する、
フラシ芯地は全部で5種類。
その5種類の中から、
お客様の首まわりの好み、
いつもの洗濯方法によって、
お客さまごとに、
どの芯地を使用するか、
テーラー佐藤英明が決めております。
Bespokeで仕立てる
良質のシャツ。
外見的な好みはもちろんのこと、
シャツの内面的な部分にまでこだわり、
腕の良い職人の技によって、
細部まで美しさと着心地を求め、
仕立て上げる、
最高品質のシャツ。
「アレッサンドラのシャツは首まわりの丸み、立体感が全然違う。首ぴったりに作っても、着心地良いんだよね。」
By Hideaki Sato
こんにちは。黒田です。
来週から始まります、
アレッサンドラ応援フェアにかけまして、
本日は。
とある紳士の、シャツにまつわる小話。
では、さっそく、
参りましょ〜♪
・・・
それは今から30年前。
若かりし頃のペコラ銀座店主、佐藤英明が、
ミラノのマリオ・ペコラ氏のもと修行していた時代のお話。
マリオペコラ氏の美しい仕立てを求め、
彼のもとに通う紳士がいた。
一度に何着も洋服を注文して下さる上顧客。
そんな、
ミラノの紳士が、
たいそう気に入っていた、
アレッサンドラの仕立てるシャツ。
その紳士は、
毎日、
1日、3回。
シャツを着替えるのであった。
洗濯専門の洗濯おばさんを雇い、
いつ見ても、
どこから見ても、
清潔で、綺麗で、
完璧にアイロンされ、
パリッと仕上がった、
シャツを着ていた。
・・・
「シャツは肌に一番近いから。清潔で、綺麗で、パリッとアイロンされた、仕立ての良いシャツを着るっていうのはのは、ものすごく気持ちが良いんだよ」
と、テーラー佐藤英明。
1日、3回。とまでいかなくとも。
良いものを一着「体感」する。
「アレッサンドラのシャツは、本当に良いからね。」
By Hideaki Sato
こんにちは。黒田です。
本日は。
ペコラ銀座お洋服研究の、
合間の余談。
では、参りましょ〜♪
・・・
こちら。
なんと。
450年前の落書きなのです。
(厳密には、写真はオリジナル落書きの複製。)
当時のイングランド、ヨーク大主教の書記官が
議事録の端っこに落書きした絵だそうです。
こんな感じのお方が、
その場にいらしたのでしょうか。
16世紀〜17世紀の男性の基本的な装い
ダブレット、ホースにクローク。
落書きにも見事に描かれていますね。
450年前だから、
ペンは羽にインクだったのかな。
どんなシチュエーションで、
どんなタイミングで、
これを描いたのかな。
ササッと?
じっくりと?
何を考えながら描いたのかな。
それに、
当時この落書きを描いた書記官は、
まさかこれが450年後まで残り、
わたしに見られると思っていたかな。
・
・
・
お洋服研究の合間に、この落書きが、
なんだか可笑しく、とっても人間らしく、
落書きを描いた人物から
450年の時を超え、
「くすり」と、
ひと笑い、頂いた。
・・・
最後にこちら。
時は2020年。
ラミーの万年筆、
ブルーインクでササッと描いた。
そこにいたのは、このお方。
ペコラ銀座店主、テーラー佐藤英明。
歴史に残るであろう、昨今のパンデミック。
このフェイスガードにマスクは、
象徴的ファッションとして歴史に残るだろうか。
450年先へ。
・・・
「やっと見つけた、買えた、日本製フェイスシールド。仮縫い用にね。」
By Hideaki Sato