こんにちは。黒田です。
ようやく、秋めいてきました♪
本日は、こちら。
先日、お客様より譲っていただいた
切り抜き記事でございます。
実はこちら、
27年前、イタリアより帰国したばかりの頃の
ペコラ銀座店主、佐藤英明を
日本で一番最初に取材して頂いた際のもの。
1996年に発売された
雑誌MEN’S EXの記事
・・・
ミラノの超一流名店、
マリオペコラでの修行を終え、
日本に帰国したばかりの佐藤英明は、
イタリアで学んだ「洋服の本質」を、
日本では中々理解してもらえず、
葛藤していた。
そんななか、
意を決して自ら飛び込み営業し、
実現したのがこちらの記事なのです。
記事の中では、
当時の
「日本の仕立て」
と
「イタリア本場の仕立て」
その違いを
佐藤英明の言葉や想いも交えながら、
丁寧に表現して頂きました。
先着5名様には
「破格でスーツ仕立て応募」
と言う、
前代未聞の企画までして頂きました。
ここで、
ちょっとした秘話を。
今ではすっかり定着しております、
「フルハンド」と言う名の「仕立て」
この誕生の秘話でございます。
・・・
「で、君の仕立てはどう言う風によぶの?ハンドメイド?」
編集者の方に問われた、27年前の佐藤英明。
「んん。ハンドメイド。。」
「ハンドメイド。なのだけど。」
「ハンドメイドよりも、もっと、ずっとハンドメイドなんだけどなぁ。。」
と、言葉に困る佐藤英明を見て、
その編集者の方は言いました。
『そうか。じゃあ、フルハンドメイドだな。』
・
・
・
こうして誕生した
『フルハンド』
・・・
27年前。
ただただ「美しく良い洋服」を信じ歩み続け、
道無き道を開拓し続けた、佐藤英明。
彼の仕立ての真髄、
それは
マリオ・ペコラ氏のもとで学んだ
イタリアのクラシックな仕立てに宿る
「洋服の本質」
そんな佐藤英明の信念を、
真剣に受け止め、真心を込め、
記事にして下さった、
当時の編集者の方への感謝と敬意を
今もなお、抱き続ける
ペコラ銀座店主、佐藤英明。
・・・
「忘れちゃいけない。本当にお世話になった人。」
by Hideaki Sato
こんにちは。黒田です。
本日は、こちら。
佐藤さんの、ハサミ
仕立て屋、佐藤家に代々伝わる宝物。
・・・
佐藤さんの、大叔父が最初に使っていた、
こちらのハサミは昭和の初めの頃に作られたもの。
佐藤さんの大叔父は、頑固で仕事もすごく真面目なお方。
家族みんなから慕われ、尊敬されていた。
「すごくない?昭和の初めのハサミが未だに一番良く切れるんだよ」
佐藤さんが切り出す。
ハサミの材料となる鉄は、
昔のものの方が良く、経年により固くなるそう。
「そういえばペコラさんのところも、そうだった」
「奥さんが使っていたハサミが一番古くて一番良かった」
「何回落としても大丈夫だったもんね」
と、佐藤さん。
佐藤さんの父親も愛用していたこのハサミ
長く、大切に使いたくて、
あんまりすり減らないようにと、
研ぎ屋さんには持っていかず、自らハサミを研いでいたそう。
「親父、めっちゃ上手いんだよ、研ぐのが」
「研ぐのが好きなんだよな」
ハサミを眺め語る、佐藤さん。
昭和初期の職人の手によって作られた、このハサミ。
手作業の生み出す
なんとも味わい深い、曲線。
鉄を手で打って作られる、刃先。
代々受け継がれる佐藤家の宝物。
「何がいいって、ずっと皆が使っていること」
「いろんな人の想いが詰まっているこの道具を、大切に使い続けたい。」
By Hideaki Sato
そっくりです。
こんにちは。黒田です。
本日は
テーラーのお道具
「小ばさみ」
まずは、こちら
イギリスの小ばさみ。
小ばさみにしては、少し重めで、
その重みが心地よく、なんとも滑らかな握り心地。
作業もないのに、握りたくなる。
つづいて、こちら
日本の小ばさみ。
鋭い刃先に、シャープな形状。
切れ味抜群、使うたびにピリッと気持ちが引き締まる。
匠の技が光って、かっこいい。
そして、こちら
日本で買った、イタリア製の小ばさみ。
刃の先端が少し反り返っていて、エレガントな表情。
小回りがきいて、細かい手仕事を助けてくれる。
ピンクゴールドの柄が、優雅な空気を作業する手元に漂わせる。
さて。
小ばさみが3つ登場したところで。
参りましょう〜♪
〜小ばさみイリュージョン〜
熱帯雨林編
Piccole Forbici Illusioni
Ver. Foresta Tropicale
Presented by マジシャン ケロ
さあ、
まずはこのハサミを!
・・・
・
・
・
・
えい!!
出ました!
小ばさみワニ〜〜
次は、一体何が?
・・・
・
・
・
・
・
!!
なんと、これは驚き!
パッパガッロ〜!
さ〜
いよいよクライマックス!
最後は何を出す?!マジシャン ケロ
・・・
・・
・
・
・
・
!!!
これは!なんと〜〜〜!
あの!
幻のラーナ・トロピカーレ〜!
・・・
はい。
皆様お楽しみ頂けましたでしょうか。
雨があがりそうな、まだあがっていないような。
滑りやすい足元にお気をつけて、お過ごしくださいませ。